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【社長のつぶやき】「あたり前の経験をあたり前に持つこと」の難しさ

2025/09/06

数年前からじわじわと進めている構想が
ようやく実を結びつつあります。
児童養護施設に入所している
子どもたちへの就職支援活動です。

どうして京浜マリンが児童養護施設と
関わりを持とうとしているの?って
思いますよね。
今回は、そのきっかけとなった
ある出来事についてお話しようかと思います。

数年前から妻が子ども食堂のボランティアを
していることもあって、そこに毎日のように
訪れる仲良し6人組の女の子たちが
僕の家にも時々遊びにくるようになりました。
みんな小学生です。

彼女たちの家庭環境はそれぞれに複雑で
コミュニケーションにおいても、なかなか
思うようにいかない部分がありました。

しかし、それも無理はありません。
子どもたちの多くは親との関係において
何かしらの辛い体験をしています。
それゆえ無条件に大人を
警戒してしまうのでしょう。

きっと普通の子どもたちが
あたり前に経験している
休日のお出かけや旅行もなく育ち
日常生活への倦怠感や反発心も
あるかもしれません。

大人への信頼感を取り戻し、
生き生きとした毎日を送るためには
どうしたらいいか……考えた結果、
「そうだ、子ども食堂に通っている子どもや
登録している子どもをまとめて
キャンプに連れて行ってしまおう!」と思い立ち、
まずはロケハンとして彼女たちを連れて
5月のある日、山梨県の自然豊かな場所に
行ったのです。

僕としてはアウトドアや自然遊びは
特別なことではありません。
自分の子どもたちに対しては、休みのたびに
あちこち連れて行っていたので、
彼らにとってもそれがあたり前です。

しかし、彼女たちにとっては
どれも初めての経験です。
まだ夏と呼ぶには早い5月の上旬でしたが
連れて行った子どもの1人が川を見て興奮し
なんと服を着たままザバーンと
飛び込んだのです。

本能的な行動ではありましたが
「ちょー気持ちいい!綺麗!!楽しい!!!」と
喜びを全身で表現する彼女を見て
僕は心を打たれ、そしてあらためて
あたり前の経験をあたり前に持っていることの
ありがたさと、それがいかに恵まれて
いるのかということに気付かされました。

そんなこともあって、親との接点が乏しく、
さらに居場所すらもない児童養護施設に目を向け、
子どもたちの退所後の就職までも見据えて
何らかの形で継続的な支援ができないかと考え、
就職支援という結論に至ったのです。

この支援活動はまだスタート地点に
立ったばかりですが、一過性の活動にせずに
時間をかけてゆっくりと育てて
いこうと思っています。続きは次回のつぶやきで!

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