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【社長のつぶやき】安全を下支えするコミュニケーション

2025/07/22

いきなりですが、安全について
大真面目に話そうかと思います。

数ある業種の中でも、特に
建設業・造船業では
「今日も1日ご安全に!」という
声掛けとともに1日の作業を
始める慣習があるなど、常に
高い安全意識が求められています。

私たち京浜マリンでも、安全については
日頃から口酸っぱく言っており
今年の5月には「安全のABC」を今一度
確認しようと、ポスターを刷新して
社員の皆さんに周知したばかり。

え?まさか忘れてないですよね(笑)

念の為、安全のABC、つまり
「当たり前のことをばかにせずちゃんとやる」を
おさらいすると、

当たり前のこと
・現場のルールやマナーを守る
・作業手順を守る
・作業変更時のルールを守る

ばかにぜず
・手を抜く(おうちゃく)
・過信(これぐらいまぁいいだろう)
・油断(気のゆるみ)

ちゃんとやる
・責任をもって取り組む
・一度でなく習慣化する
・技魂「技術に魂を込める」

です!もう覚えましたか?

しかし、これらをいくら頭に
叩き込んだところで、毎日の行動に
反映されなければ意味がありません。

学びの世界でも
「知っている」と「できる」は違うって
言うじゃないですか。
そう、行動変容までが
ワンセットってことですよ!

……とはいえ、簡単なようで
難しいのもまた事実。
「わかってはいるけれど、
なかなかできないんだよね」
って台詞、何回聞いたことか。

では一体、どうすればいいのか。
どうすれば行動変容できるのか。

僕が思うに、究極の安全対策とは
結局のところ
コミュニケーションなのかな、と。

どういうことかというと
危ない時のとっさの一言であったり、
共に働く相手に対する
注意喚起や声掛けなどは
日頃からの良好な人間関係があって
初めて成り立つんですよね。

そしてその良好な人間関係というのは
コミュニケーションの積み重ねから
生まれるものではないでしょうか。

共に働く相手に対する思いやりや仲間意識、
そして仕事に対するリスペクトなどがあると、
毎日自然と何かしらの言葉が出て、
コミュニケーションが生まれるはず
……そう思いませんか?

そして、ここが肝心なところですが
リアルに言葉を発するというのは、
実はなかなか勇気とエネルギーが
いることなので、
例えば相手が高圧的だったり、
荒々しい物腰だったりしたら
声掛けどころか挨拶一つするにしても
萎縮してしまいますよね。

コミュニケーションが生まれにくい環境では
関係性の構築が難しく、本当に必要な
声掛けもできなくなってしまいます。
だからというわけではないですが
僕は社員と接するときには、
年齢や立場に関係なく
フラットに、同じ目線で接することを
心掛けています。

だって当たり前じゃないですか。
京浜マリンという環境の中で
たまたま役割が違うだけで、
人と人としては対等なはずですよね。

もちろん社長という立場上、
どうしても厳しい態度や言い方を
することもあります。
でもそれはそのときそうする
必要があるからであって
基本的には京浜マリンはワンチームで、
そこにいる誰もが、自分も含めて
チームには欠かせない要素だと思っています。

京浜マリンには世界に誇れる
高い技術力がありますが、
その大前提として個々が高い安全意識を
しっかりと持っておくべきでしょう。

そして、そのためには日頃からの
コミュニケーションが大切だと確認したく、
あらためてこの場を借りて伝えてみました。
自戒の念も込めて。

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